2019年春海外研修プログラム

日露交流から得られたもの

このTUCPR研修の2週間は自分の人生の中で、最も密度の濃く成長できた2週間となりました。研修前、私は断片的な情報の元でしかロシアを知らず、誤った認識を持っていました。しかしこの研修を通して、ロシアの文化や芸術を見て聞き、触れることで自分の考えが大きく変わり、また、モスクワ大学の学生と互いの認識や文化、さらに両国間の領土問題についても討論することで広い視野で物事を考えられるようになりました。モスクワ大学の学生と東北大の学生でチームを組み、互いの国の認識の違いや問題点についてプレゼンテーションをした際には、限られた時間で協力して作業をし、簡潔かつ的確にプレゼンテーションをできたことでこの上ない達成感と自信を得ることができました。そして、モスクワ大学の学生は日本のことを常に好意的に見てくれるだけでなく、両国が今後どうしたらもっとより良い関係を作ることができるかということについても考えていました。このことは私たち日本人も理解し、考えていかなければならないことです。今回の研修は、現地に足を運び学び経験することで、個人個人だけでなく、国という大きなくくりで何を今後すればいいのか熟考する大切な機会となりました。                 

東北大基金へ寄附していただいた方の力がなければ、私はこの研修を通して大きく成長できませんでした。本当にありがとうございました。この経験を糧に、さらに留学などいろいろなことに挑戦し、社会を担っていけるような存在に成長できるように頑張りたいと思います。

研修先:モスクワ大学(国名:ロシア)
プログラム名:Tohoku University cross-cultural program with Russia 2019
工学部2年 飯村 玲於奈